完全に遅刻確定だぁー
大丈夫かな・・・?
誰にでも1度や2度の遅刻は経験があるのではないでしょうか?
寝坊の原因には、寝不足などあなた自身に問題があることの他に、睡眠に関連する病気で起きることができていない可能性もあります。
寝坊を防ぎ気持ちの良い朝を手に入れるためには、それらの原因に応じて適切な改善法を実践することが大切です。
この記事ではあなたの寝坊の原因を突き止め、解消するサポートを行います。
たかが寝坊と放置していたら、人生に大きな狂いをもたらすこともあります。
「時間通りに当たり前に起きられる」スキルを身につけましょう。
目次
あなたはなぜ寝坊をしている?
二度寝
寝坊でよくあるパターンではないでしょうか?
後から考えてみると、確かに目覚まし時計を止めた記憶だけはある。
でも止めたと同時に再び眠ってしまっていた。
ひどい場合には、スヌーズ機能を使用していたにも関わらず、全て使い切ってしまったという方もいらっしゃるかもしれませんね。
一見どうすれば解消できるのか分からないように感じるかもしれませんが、これらのパターンはあまり深刻になる必要はありません。
きつく聞こえてしまうかもしれませんが、一度覚醒している時点で二度寝してしまっているのはただの甘えです。
「まだ寝ていたい」「寒くて布団から出たくない」など、意識・無意識を問わず心のどこかで思っている自分がいます。
と言っても、じゃあスパルタで起きろというわけではありません。
本当に甘えやルーズな性格が睡眠に表れてしまっているのか、それとも寝不足で寝ていたいと感じているのか、など同じ二度寝でも原因に応じて対処法は変わってきます。
音に気づいていない
自ら目覚まし時計を止めた記憶がない。
そもそも鳴っていたっけ?
セットし忘れたなんてことはないんだけれど・・・。
このような理由で寝坊してしまう方もいらっしゃるかもしれません。
実はこのようなパターンのほうが重症です。
音に気づけていないのは、それだけ深く眠ってしまっているということです。
眠れる森の美女のようですね。(そんなこと言っている場合ではありません!)
もちろん夜中は深い眠りについているのが正常です。
ちょっとした物音で目覚めてしまっても困りますからね。
ですが朝になっても身体が起きる準備を行わないのには原因があります。
睡眠不足なのか、それとも何らかの病気が原因なのか、明白にする必要があります。
起床時刻がバラバラ
実は毎日同じ時刻に起きることって、とても重要です。
極端に言えば、毎日同じ時刻に眠り同じ時刻に起床していれば、目覚まし時計が無くてもほぼ狂いなくその時刻に目覚めることができるようになります。
それには人間の体内時計が深く関係しています。
時差ボケを想像してみると、その重要性が分かっていただけるはずです。
「あれ?でも私いつも同じ時刻に起きてるよ?」と感じたそこのあなた。
休日も同じ時刻に起きていますか?
休日に関しては長めに寝ているという方が多いのではないかと思います。
残念ですが、それこそが体内時計の乱れの原因となってしまいます。
月曜日の朝に寝坊しがちな方、一度休日の過ごし方を考え直してみましょう。
起きられない様々な原因
寝不足
寝坊のほとんどは寝不足によるものです。
ここでは寝不足の原因の中でも、睡眠時間が足りていないことに起因する寝不足について見ていきます。
まずは夜更かししていたことによる睡眠不足です。
これは原因も改善方法も明白です。
ちゃんと寝ればちゃんと起きられます。
続いて極端な疲労です。
へとへとで家に帰ってきて、そのままベッドに倒れ込むように眠りに落ちてしまった。
このようなもののほか、頑張り過ぎで日々疲労が蓄積し、ある日寝坊として表れることもあるかもしれません。
疲労を回復するためには普段の睡眠時間では足りないことが原因で寝坊をしてしまいます。
無理しすぎず適度に体をいたわる生活を心がけるほか、昼寝も有効ですよ。
最後に睡眠負債の蓄積です。
睡眠負債と言う言葉を初めて耳にした方も多いかもしれません。
平日の睡眠不足は休日の寝だめで取り戻せると考えている方もいらっしゃるかもしれませんが、それは大きな間違いです。
睡眠不足は借金のように日々積み重なり、仕事のパフォーマンスを低下させたり限界を超えると病気を引き起こしたりします。
寝坊として表れるだけにとどまらず、人生をも狂わしかねないのです。
「人はなぜこんなにも寝るんだろう?」「睡眠時間を削って働いたり趣味の時間に費やしたりした方がいいんじゃないか?」と感じたことのある方もいらっしゃるかもしれませんが、このように睡眠不足は重大な問題です。
寝坊という形で睡眠不足のサインを受け取った今、日々の睡眠を見直す必要があります。
睡眠の質が悪い
一方で睡眠時間はしっかりと確保できているにも関わらず、寝坊をしてしまうという方。
もしかしたら睡眠の量ではなく質に問題があるのかもしれません。
睡眠時間は足りているけれど質が悪いことが原因で、その結果、身体的には寝不足になってしまっているのです。
睡眠の質が低下する原因で良くあるのが、寝る直前までスマホをいじっているということです。
スマホから発せられる強い光が脳を覚醒させるほか、ゲームアプリなどをしていれば興奮状態になることも影響します。
就寝前は読書など落ち着いた時間を過ごすことが大切です。(ただしサスペンス小説などは興奮させるので控えた方が良いかもしれませんね。)
また覚醒作用のあるカフェインの摂取にも気を付けましょう。
コーヒーではなくハーブティーに置き換えるなど、眠りをサポートしてくれる飲み物だと良いですね。
就寝前の過ごし方に思い当たりはない場合には、ストレスが睡眠の質を下げているのかもしれません。
ストレスは百害あって一利なしです。
ストレスを溜め込むとうつ病のような病気を発症するリスクも高まります。
なおストレスの蓄積には、過剰なストレスを受けている場合とストレスの解消が上手にできない場合があります。
ストレスを受けすぎている場合には人付き合いなどを見直す必要がありますし、解消が上手くできていない場合には趣味を見つけるなど自分なりの発散法を獲得しましょう。
以上の睡眠の質を低下させる行動は自律神経の乱れを引き起こします。
また自律神経の乱れは、さらなる睡眠の質を低下させるという悪循環に陥る原因になります。
寝ても寝ても眠い・集中力が続かないなどは睡眠の質に原因がある可能性があります。
自律神経を整え質の高い睡眠を目指すことが、寝坊解消には必要不可欠です。
病気が原因なことも
ここまで寝坊の原因として、睡眠の時間が足りない場合と睡眠の質が低い場合についてお話ししてきました。
このような睡眠に関する問題が起こってしまうきっかけには、普段の生活や意識もありますが、一方で病気のせいであることも考えられます。
基本的に病気が原因である場合には、自分で何とかしようとするのではなく医療機関を受診して適切な治療を受けることが大切です。
寝つきが極端に悪い・夜中に何度も目が覚める。
それぞれ入眠困難・中途覚醒と呼ばれる睡眠障害です。
分かりやすく言い換えれば不眠症ですね。
他には睡眠時無呼吸症候群(SAS)もあります。
睡眠中何度も呼吸が止まったり止まりかけたりする病気ですが、呼吸が正常に行われないことで眠りの質が落ちてしまいます。
肥満体型の方や家族にいびきを指摘されたことのある方は特に要注意です。
また先ほどお話ししたストレスがひどくなると、うつ病と呼ばれる精神疾患に発展する可能性があります。
デスクワークで身体を動かす量が減り、スマホでネットやゲームに依存する人が増えた現代、うつ病を発症する方が増加しています。
うつ病は睡眠への悪影響だけでなく、人生をもマイナスにさせてしまいます。
うつ病を専門に見てくださる病院も増えていますから、症状が悪化する前に診察を受けることをおすすめします。
最後に精神疾患とは少し違いますが、「明日仕事に行きたくない」などと思っていると不思議なもので起きれなくなってしまいます。
普段から時間にルーズな性格の方も、無意識の中でそのルーズさが睡眠に表れることがあります。
その感情や性格が、ただの面倒くさがりなのか、ブラックな職場であるなどの外的要因があるのかによって対処法は変わりますが、マイナス思考がマイナスな人生しか呼び寄せないことは覚えておきましょう。
寝坊の具体的な解決策
何としてでも起きてみる
何度も寝坊を繰り返したり乱れた生活を行っていると、その悪い癖が習慣になってしまいます。
まずは手段を問わず1度何としてでも起きてみるということも大切です。
寝坊に慣れてしまっている状態から抜け出すのです。
「起きれた!」という事実を積み重ね、自分に自信を持ちましょう。
なおこれは初めの第1歩としては良いですが、決して目覚めが良いとは言えません。
将来的には生活習慣そのものの見直しを行い、気持ちの良い朝を迎えられるようになる必要があります。
1つは最もポピュラーな目覚まし時計を複数個使うという方法です。
ベッドの近くと遠くに分けて置く方法が有名ですね。
近くの方の目覚まし時計で目覚めさせ、遠くの方の目覚まし時計を止めるために立ち上がらせることで完全に起こすという仕組みになります。
そう言われても目覚まし時計なんていくつも持っていないという方でもご安心ください。
テレビに視聴予約の機能はありませんか?
オーディオプレーヤーが予約再生に対応していませんか?
またエアコンの入タイマーも有効です。
例えば冬であれば布団の中と部屋の温度差を無くしてくれることで布団から出やすくなります。
しかも二度寝したら電気代が・・・!と想像すると飛び起きれそうですね。
ちなみにスマホのようにアラーム音を選択できる目覚まし時計の場合、その音を変えてみるのも良いでしょう。
ピピピピという電子音やジリジリというベルの音からも分かるように、目覚まし時計は睡眠を妨げる不快な音を出すことで起こしています。
ですがいつも同じ音を聞いていると人は慣れてしまうもの。
インパクトのある新鮮なアラーム音に定期的に変えることで、目覚めのスピードが上がるかもしれません。
もう1つは人に起こしてもらうという方法です。
1度おはようと挨拶を交わしておいて二度寝する人はなかなかいないでしょう。
そもそも起こしてほしいと頼んでおきながら、起きなくて迷惑を掛けるのは申し訳ないという心情が少なからずあるはずです。
それでも起きれないほどであれば病気を疑うという基準になるほか、頼んだ人に現状を教えてもらえるという利点もあります。
一方一人暮らしの方の場合はモーニングコールの協力をお願いしましょう。
モーニングコールとは、朝何時に目覚まし時計代わりに電話をかけてきてねというものです。
これも直接起こしてもらうのと同様に、やさしい心の持ち主であれば、その心で起きられるはずです。
ちなみにオススメは逆モーニングコール。
何時に自分からかけると宣告しておくのです。
初めからコール3回で切るなどと打ち合わせしておけば相手への負担も大きくありません。
さらに電話相手を上司などにしておけば、起きざるをえませんね。
生活習慣の見直し
寝坊を根本から解決するためには、生活習慣の見直しが欠かせません。
睡眠のリズムを整えるためには、前半でも触れましたが休日も平日と同じ時間に起きることが重要です。
起きたらまずすることを決めておき、ルーティーン化することもおすすめです。
例えば歯磨きや洗顔を行う。
前日の夜のうちに明日着る服を準備しておき、起きたらとりあえず着替える。
これらの行動をしてしまえば、もう二度寝しないのではないでしょうか?
なお1番のおすすめは、目覚めたらまず太陽の光を浴びるということです。
人は体内時計のずれを朝日の光によってリセットしています。
詳しくはこちらの記事でお話ししているので合わせてご確認いただきたいのですが、光は同時に身体を温め、目もぱっちりにしてくれます。
身体だけでなく、脳まで完全に覚醒させるためには光が必要不可欠なのです。
ところで、そもそもみなさんは朝どのくらいゆとりを持って起きていますか?
まさか最低限の身支度をするだけの時間しか考慮せずに、せわしない朝を送っているなんてことはありませんよね?
朝のゆとりが人生のゆとりに繋がります。
だらだら過ごしがちな夜と異なり、充実した時間を生み出しやすいのも朝です。
さらに朝ゆとりをもって起きる習慣をつけておけば、多少の寝すぎや二度寝があったとしても遅刻せずに済むかもしれません。
ただし、目覚めたにも関わらず「今日はもう少し寝ていよう」と1度自分に甘えてしまうと、一瞬でそれが習慣になり元通りの朝になってしまいます。
実践には強い意志が必要ということですね。
専門医に相談
ここまでは努力で寝坊を解消する方法についてお話ししました。
ですが原因が思い当たらないのに起きられないようであれば早めに病院を受診しましょう。
的確なアドバイスを受けることが解決への近道です。
寝坊や乱れた生活習慣が慢性化していませんか?
睡眠時間に問題が無いにもかかわらず、日中の眠気がひどくはありませんか?
大きないびきをかいていると指摘されたことはありませんか?
強いストレスを感じていたり、うつ病の疑いがあったりしませんか?
医師と二人三脚で改善を目指すことで、成果も表れやすいかもしれませんね。
まとめ
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
学生の方の場合、まだ心のどこかに甘えがある可能性もあります。
社会人のような寝坊できない環境に身を置けば起きれるようになるということもあります。
実際この記事を書いているみきやも高校生の時の目覚めは最悪でしたが、大学生になり一人暮らしを始めたことで、つまり起きざるを得ない環境に置かれたことで、1人で起きられるようになりました。
それでも起きられないようであれば病気を疑いましょう。
寝坊には、仕事や周りの評価に影響し人生さえも狂わすリスクがあります。
たかが寝坊、されど寝坊。
このことだけは心に留めておきましょう。