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【2回に分ける】分割睡眠のメリット・デメリット【してないのは人間だけ?】

女の子
女の子
分割睡眠って言葉知ったんだけど、これって実際のところどうなの?
みきや
みきや
分割睡眠が適しているかどうかは、人によって相性があるよ
女の子
女の子
良い点に関しては何となく分かったけど、問題点は無いのかな?
みきや
みきや
生活習慣を大きく変えることになるから、メリットとデメリットの両方を良く知ったうえで判断することが大切だね

この記事では、分割睡眠のメリットとデメリットを紹介しています。

分割睡眠をすべきかどうかについても深掘りしているので、あわせてご覧ください。

分割睡眠の知識は、昼寝にも応用することができます。

現在の睡眠をより良くするためのきっかけとなれば幸いです。

分割睡眠のメリット

夜型生活の解消

仕事の都合などでどうしても夜型に偏った生活をしている方にとって、分割睡眠は有効な手段かもしれません。

例えば普段の就寝時刻が3時の方の場合、普通に睡眠を取れば起床は昼前になってしまいます。

分かりやすく言えば、遅寝遅起きな状態ですね。

そこで分割睡眠を取り入れ、とりあえず4時間だけ寝れば、起床時刻は7時になります。

そして残りの睡眠を午後に取れば、午前中の時間を無駄にしない健康的な生活を送ることができます。

深い眠りの割合が増える

こちらのグラフをご覧ください。

【睡眠周期の概略】

実は睡眠の深さは、一晩の中でも深くなったり浅くなったりを繰り返しています。

グラフの谷の部分にご注目ください。

グラフの谷は、眠りの深いタイミングです。

何度も繰り返すにつれて、だんだん深さが浅くなっていることにお気づきいただけると思います。

これを見ると、睡眠の後半では深い眠りが減ってしまっていることが、もったいないと感じませんか?

分割睡眠ならば、解決できます

先ほどと同様、4時間睡眠を2回取る場合を考えてみましょう。

1回の睡眠時間を半分にして、1日に2回睡眠を取るわけですから、先ほどのグラフの前半部を2度繰り返すことになります。

つまり睡眠全体の中で、眠りの深い部分だけを良いとこ取りできるというわけです。

生産性が向上

睡眠を取ることで、身体は回復します。

実際、午前中は仕事などにおいても高い集中力を保ちやすいと思います。

しかし午後になると、集中力は低下してきませんか?

それは起床から時間が経ち、脳や身体がだんだんと疲労してきているからです。

そこで分割睡眠を取り入れた場合を考えてみましょう。

集中力の低下してきたタイミングで2度目の睡眠を取ることで、午前中の集中力を取り戻すことができます。

ずっと起き続けていた場合と比較して、結果的に午後の時間を効率的に使うことができます。

お年寄りに最適?

お年寄りの方は早起きなイメージがありませんか?

それは年を取るにつれて、だんだんと長時間の睡眠を取ることが難しくなってくるからです。

無理をしてもう一度眠りにつこうと頑張るのも、辛いですよね。

そんな方にこそ、分割睡眠がおすすめです。

夜中に目覚めても、無理してもう一度眠る必要はありません

一旦起きてしまいましょう。

そして、残りはまた後で寝れば良いのです。

お年寄りに限らず、頻繁に夜中に目覚める方も同様です。

無理して寝ても、良い眠りは得られません

とりあえず起きてしまい、また眠たくなったタイミングで寝る方が、身体にも精神面にも優しいですよね。

分割睡眠のデメリット

寝起きが辛い

分割睡眠を行うと、1回の睡眠は、単純に今までよりも短くなります。

あなたは短い睡眠時間でも、問題なく起きられますか?

朝が強い人でも、相当辛いのではないでしょうか?

それも1日に複数回、分けた回数だけ起きなければなりません。

目覚まし時計をいくつもセットしなければ起きられないような人にとっては、地獄ですよね。

また睡眠を分けるということは、起きる回数だけではなく、寝る回数も増えます。

ですから、分割睡眠は寝つきの悪い方にも適していません。

もちろん、これらは分割睡眠にある程度慣れてきたら問題は無いのかもしれません。

しかし大きく生活を変えることになるため、初めのうちはメリット以上に辛さの方が大きく感じてしまうのではないでしょうか?

体内時計が乱れる

分割睡眠を実行する場合に、最も気を付けていただきたいのが、体内時計の乱れです。

人間は昼行性の動物です。

朝目覚めたタイミングで、太陽の光を浴びることで1日を快適に過ごすことができます。

しかし分割睡眠を行うと、身体にとっては朝が何度も頻繁にやってくることになります。

脳が混乱することで、朝に分泌されるホルモンが過剰になったり、夜に分泌されるホルモンが分泌されないなどの問題が生じるかもしれません。

もう少し分かりやすく言えば、日付が分からなくなってきます。

分割睡眠を始めると、「寝て起きたら次の日」ではありません。

一種の時差ボケのような感覚になってしまう恐れがあるかもしれませんね。

また他の人との生活リズムにズレが生じるため、場合によってはお互いに問題となるかもしれません。

仕事においても、一般的には分割睡眠は考慮されていません。

そのため、分割睡眠の実行が難しかったり、仕事に悪影響が出る可能性もあります。

不眠症に気づきにくい

不眠症で悩んでいる方の中には、夜中に目覚めてしまい困っている方がいらっしゃいます。

不眠症になると、体調を崩しやすくなったり、ストレスを溜め込みやすくなったりします。

場合によっては、うつ病を発症することもあります。

分割睡眠を実行すると短い睡眠時間で目覚めることになりますが、あなたは不眠症との区別がきちんとできますか?

すなわち不眠症であることに気づかず、分割睡眠に成功していると勘違いしてしまう恐れがあります。

特に分割睡眠を実行し始めた初期の頃は要注意です。

分割睡眠に慣れておらず、身体への負担が大きいため不眠症を発症しやすくなります

短い睡眠時間で目覚めた時に不眠症を疑うことができればよいですが、気づくことのできる方は少ないと思います。

分割睡眠の成功だと思い込んだり、倦怠感を感じても分割睡眠に慣れていないだけだと勘違いしてしまうリスクがあります。

そうなると、不眠症はどんどん悪化してしまいます。

仕事や学校に行っていると難しい

仕事や学校は分割睡眠を前提としていません。

長い昼休みでも、昼食を取るための時間しかありませんよね。

ですから、そのような集団の中で生活している方にとって、分割睡眠はそもそも実行が難しくなります

仮に実行できたとしても、時間を気にして気持ちよく眠れません。

また睡眠環境が整っていない点でも、質が低下してしまいます。

分割睡眠をするべきか

多くの動物は分割睡眠をしている

多くの動物にとって、分割睡眠はごく一般的なことです。

犬や猫を飼っている方なら分かるかもしれません。

よくよく思い返してみると、1日に何度も寝ていませんか?

動物には昼行性や夜行性という分類がありますが、実は人間のように1日に1度、まとまった睡眠時間を確保している動物は少数派です。

もちろん野生の動物たちは敵に襲われる恐れがあるため、1度に長時間の睡眠を取ることはかなり危険な行為です。

そのため分割睡眠が浸透しているのかもしれません。

とは言え多くの動物たちが分割睡眠を取り入れているということは、分割睡眠こそが最高の睡眠であるかもしれないということは、否定できません。

赤ちゃんは分割睡眠

人間社会は分割睡眠を前提としていません。

その証拠に、仕事や学校は1日に1度、夜にまとまった睡眠を取る生活を想定した時間割ですよね。

そのようなことから睡眠は1日に1度が当たり前となっており、分割睡眠と聞くと疑問が浮かぶかもしれません。

でも、もしかしたら分割睡眠こそが人間にとって最適な睡眠かもしれません。

実際そのように考えている研究者もいます。

というのも、生まれたばかりの赤ちゃんは、何度も睡眠と覚醒を繰り替えします

まさに分割睡眠です。

生まれたばかりなので、まだ体内のリズムが整っていないだけかもしれません。

しかし一方で、生まれたての赤ちゃんの睡眠こそが、人間本来の睡眠のあり方かもしれないと捉えることもできます。

人間も分割睡眠すべき?

分割睡眠をすべきかどうかは、人によります。

分割睡眠は全ての人に対して、必ずしもおすすめできるものではありません

というのも、デメリットについてお話ししたように、分割睡眠への移行においては、生活習慣を大きく変えることになります。

特に初めのうちは身体への負担がとても大きくなります。

現在、睡眠習慣が安定している方が、わざわざ変える必要があるとは言えません。

また、そもそも分割睡眠を取り入れると仕事に悪影響を及ぼす恐れがある方も、控えておくべきです。

逆に分割睡眠を試してみても良いかもしれないと言えるのは、このような方です。

  • 夜中によく目覚めてしまう人(1度に長時間眠れない人)
  • 午後に集中力が続かず、パフォーマンスが低下してしまう人

分割睡眠を取り入れることで、これまでよりも時間を効率よく使えるようになることが期待できます。

もちろん生活習慣を変えるための強い意志は必要不可欠です。

ですが、1度分割睡眠の生活が身体に馴染めば、それ以降の日々はより有意義なものにできる可能性があります。

実は分割睡眠は多くの人がしている

ここまで分割睡眠について、例えば8時間の睡眠を4時間×2回に分けるようなお話しをしてきました。

しかし分割睡眠はこのようなパターンだけではありません。

睡眠時間を2回以上に分ければ、それは分割睡眠です。

すなわち普段から昼寝をしている方。

それも分割睡眠です。

スペインのシエスタという習慣をご存知ですか?

シエスタは、簡単に言えば国全体の大規模な昼寝です。

シエスタ中は町の店なども1度閉まり、みんなで昼寝をします。

スペインでは、それだけ昼寝、すなわち分割睡眠を重要視しているのです。

分割睡眠と言っても、このような通常の睡眠+仮眠のパターンであれば実践してみることもできるのではないでしょうか?

メインの睡眠を大きく変えずにサブの睡眠を追加するだけなので、生活習慣を大きく乱すことが無く、多くの人におすすめです。

まとめ

分割睡眠の実践は、メリットとデメリットの両方を良く知ったうえで、自身の判断で行うようにしましょう。

分割睡眠については、こちらの動画でも詳しく解説されています。

実際に分割睡眠を試してみた方が、その結果について語っています。

なおこの動画では「多相睡眠」という言葉を使われていますが、意味は分割睡眠と同じです。