人間は光合成しないよ??
でも光には、脳と身体に朝を教えてくれる役割があるんだ
規則正しい生活を送るためには、朝日を浴びることが重要だと言われています。
なぜ朝日を浴びることが重要なのでしょうか?
そして朝日にはどのような効果があるのでしょうか?
結論を先に話すと、朝日の光を浴びることで規則正しい生活を送れるようになります。
この記事の前半では、朝日を浴びることで得られる効果についてお話ししています。
なぜ朝日を浴びることで規則正しい生活を送れるようになるのかについて理解できます。
そして後半では、具体的な朝日の浴び方と、「雨の日はどうすれば良いのか」などのいくつかの疑問点を解決しています。
朝日を浴びる効果を最大限に高めるために、参考にしていただければ幸いです。
目次
朝日を浴びることで得られる効果
朝から活動モード
目覚まし時計に無理やり起こされた後、なんだかぼーっとしていませんか?
起きているけど起きていないというか、頭がまだ回転していないというか・・・。
そんな時に朝日の光を浴びると、脳と身体がシャキッと活性化されます。
それは朝日を浴びることで、セロトニンというホルモンがたくさん分泌されるからです。
セロトニンという聞きなれないワードを出してしまいましたが、このホルモンに関する難しい話はしないので安心してくださいね。
朝日を浴びると、ホルモンの力で活動モードに切り替わる。
これだけ知っていればOKです。
また朝日を浴びることで、身体はポカポカと温まり、血流が良くなります。
すると脳の隅々や手足の末端まで、しっかりと血液が行き渡ります。
これも脳や身体が活動モードへ切り替わるサポートの1つとなっています。
もっと直感的に理解していただきましょう。
動物には昼行性と夜行性がいます。
ところでこの昼行性と夜行性、活動したり休息したりする基準が何だか分かりますか?
ずばり光です。
例えば「昼夜逆転してしまった」と言っても、夜行性になったわけではありませんよね。
夜に部屋の電気をつけて活動し、昼に部屋の電気を消して眠っているだけです。
光を基準として活動していることに変わりはありません。
このように考えると、「朝日を浴びると活動モードに切り替えられる」ということに納得していただけるのではないでしょうか?
眠りにつきやすくなる
先ほど脳と身体を活動モードに切り替えてくれるホルモンとして紹介したセロトニン、夜になるとメラトニンという別のホルモンに変わります。
このホルモンの役割を一言で言うと、ずばり眠りにつきやすくしてくれます。
具体的には、体内のメラトニンの量が増えると、身体はリラックスし眠気を感じ始めます。
つまり朝日を浴びて活動モードへの切り替えを行うと、おまけに睡眠モードへのスムーズな切り替えも付いてくるのです。
健康的な身体作りにも貢献
朝日を浴びることを習慣にしていると、3つのうれしい効果が期待できます。
それは、骨が強くなる・姿勢が良くなる・肌が綺麗になるということです。
1つずつ解説していきます。
まずは骨が強くなるということについてです。
朝日が影響を与えるのは、セロトニンだけではありません。
日光に当たることで、皮膚でビタミンDが合成されます。
ビタミンDは骨を丈夫にしてくれるホルモンですが、残念ながら食品にはほとんど含まれていません。
ですから、光を浴びて作り出すことが欠かせません。
次に姿勢が良くなるということについてです。
抗重力筋と呼ばれている、重力に逆らうように働いている筋肉があります。
例えば目を開くための筋肉や、背筋を伸ばすための筋肉などです。
これらの筋肉、実はセロトニンによって活性化されます。
筋トレは諦めてしまっても、朝日を浴びるだけなら続けられそうですね。
最後に肌が綺麗になるということについてです。
活動モードや睡眠モードへの上手な切り替えは、規則正しい生活をサポートしてくれます。
それが正常なターンオーバーを促し、肌を健康的な状態に保ってくれます。
具体的な朝日の浴び方
タイミングは?
基本的には、起床後できるだけ早いタイミングで浴びるのがおすすめです。
というのも、睡眠モードになるには、朝日で活動モードに切り替えてから一定の時間が必要です。
言い換えれば、活動モードに切り替えるのが遅ければ、それだけ睡眠モードに切り替わるのも遅くなってしまいます。
これが夜型生活が直らない原因だったりするんですけどね。
時間は?
理想は20~30分ほどです。
タイミングも大切ですが、充分な量のセロトニンを分泌させるためには、これだけの時間も確保できるように工夫をしましょう。
例えば、ウォーキングの習慣があれば、日向の多いルートに変えるだけで一石二鳥です。
20~30分が難しい場合は、初めは5分間だけでも構いません。
今まで光を浴びて来なかった方は、それだけでも効果を感じられると思います。
無理に時間を割いて浴びようとしても長続きしません。
自分の生活に上手に取り入れ、継続することが大事です。
場所は?
一番良いのは、外に出て朝日を直接浴びることです。
つまりウォーキングは、一石二鳥どころか一石三鳥ですね。
でも朝からそんな余裕がある方は、なかなかいないかもしれません。
少しハードルが高そうです。
ですから、まずは既にある習慣に朝日を取り入れてみましょう。
幸いなことに、朝日は部屋の中でガラス越しに浴びても大丈夫です。
例えば、窓際で朝ご飯を食べることが1つの方法です。
朝食を取るということは既に習慣化していますよね。
もし朝ご飯を抜いてしまいがちな方がいらっしゃいましたら、今すぐこちらをご確認ください。
朝食を食べる場所を光の差し込む窓際に変えるだけならば、簡単に実践できそうではありませんか?
それに長く続けられそうです。
まずは少しでもいいので、朝日の効果を体感してください。
それから徐々に充実させていけばOKです。
あんな疑問やこんな疑問
朝日を浴びるって、太陽を直視するってこと?
そうではありません。
いくら日中と比較すると弱い朝日でも、直視をしてはいけません。
勘違いしないでいただきたいのですが、光を目に取り入れれば良いわけではありません。
もちろん目も含みますが、身体全身で朝日を感じることが重要です。
日光浴のイメージですね。
前半で、肌でビタミンDが合成されるとお話ししたように、光を感じるのは目だけではありません。
全身で感じています。
ちなみに、朝日の紫外線はまだ弱いので、身体への悪影響を心配する必要はありません。
それよりもたくさんのメリットがあるので、安心して浴びてくださいね。
部屋の光ではダメなの?
光量が足りないため、部屋の光ではいけません。
少し難しい話になってしまうかもしれませんが、セロトニンの分泌を促し、活動モードに切り替えるためには、約2500ルクス以上の強さの光が必要です。
ルクスは光の強さを表す単位で、数値が大きいほど強い光であることを表しています。
確かに、太陽が特殊な光を出しているわけではありません。
ですから、2500ルクスを超えれば、他の光でも構いません。
しかし一般的な家庭の照明は300~500ルクス程度です。
また明るいイメージのあるコンビニでも、その光の強さは1500ルクスくらいです。
つまり日常生活の中に2500ルクスを超える光って、なかなか存在しないのです。
そんな中で、2500ルクスを唯一超えているのが太陽の光です。
なんと晴天時で100000ルクス、曇りや雨でも10000ルクス以上もあります。
0の数間違えていませんよ、桁違いの光量ですね。
したがって、実質身近に強い光を出せるものは太陽しかないので、セロトニンの生成には太陽の光が必要不可欠となります。
天気の悪い日はどうすればいいの?
365日毎日が快晴ではありません。
そもそも日の出より早起きの人もいらっしゃいますよね。
そのような方は、どうすれば良いのでしょうか?
結論から言うと、朝日以外で体内のセロトニンを増やすことができれば、活動モードや睡眠モードへの切り替えが問題なく行えます。
その方法の1つがリズム運動です。
リズム運動とは、簡単に言えば一定のリズムに合わせて行う運動の事です。
例えば、この記事で何度も登場しているウォーキングが挙げられます。
運動という言葉が使用されていますが、必ずしも大きな体力を使う必要はありません。
咀嚼も立派なリズム運動です。
一定のテンポで筋肉を動かしてあげればOKです。
朝食を良く噛んで食べるだけで、健康が手に入れられるなんて驚きですね。
また、先ほど2500ルクスを超える光は太陽しかないとお話ししました。
ごめんなさい、それはウソです。
inti4sという光目覚まし時計があります。
簡単に言えば、光で起こすバージョンの目覚まし時計です。
inti4sは、なんと20000ルクスの光を出すことができます。
これがあれば、もう天気や日の出の時刻を気にする必要はありません。
この記事を書いているみきやも実際に使っているので、もっと詳しく知りたい方はこちらをご確認くださいね。
まとめ
朝日を浴びることで、活動モードや睡眠モードへの切り替えがきちんと行われます。
それは規則正しい生活の基礎で、健康的な生活を送るためには欠かせません。
まずは朝日を浴びることを習慣にすることが重要です。
窓際で朝ご飯を良く噛んで食べるなど、簡単にできることから始めてみましょう。