おはよう
大きないびきかいてたね
知らなかった
あなたは周囲の人にいびきを指摘された経験がありますか?
いびきを指摘されるってちょっと恥ずかしいですよね。
指摘されるくらいだから迷惑をかけてしまっていたのかも、と今後旅行も楽しめないかもしれません。
でも不安になる必要はありません。
実は日本人の約5人に1人(※)がいびきをかいていると言われています。
(※)http://www.snorecircle.jp
意外と多く感じませんか?
そのうえ日本人は骨格的にいびきをかきやすいそうです。
国によってはほとんどいびきをかく人がいないなんてところもありますから、あなたのいびきの原因も骨格的な問題なのかもしれませんね。
一方でいびきが睡眠時無呼吸症候群(SAS)という危険な病気のきっかけになると聞いたこともあるかもしれません。
この記事では、いびきの影響・原因・改善法を紹介しています。
あなたに最適ないびきの改善法を見つけ、気持ちの良い眠りを獲得しましょう。
目次
いびきはあなたの人生に影響します
睡眠の質が低下
夜更かししているわけでもない。
睡眠時間が短いわけでもない。
にもかかわらず日中眠気を感じることはありませんか?
もしかしたらその原因は、夜中にいびきをかいていることにあるかもしれません。
仕事や勉強中にうとうとしてしまったり、いくら寝ても眠いと感じたりしている方は要注意です。
眠気を感じている時、集中力や記憶力は大きく低下しています。
作業のパフォーマンスが上がらないだけではなく、最悪の場合には居眠り運転などの重大なミスを犯す可能性も。
早急に対策をうつ必要がありそうです。
というのも睡眠の役割は身体を休めるだけではありません。
人生の約3分の1を費やしている睡眠は、他にも重要な役割を担っています。
他の病気の発症リスクUP
いびき自体は何かの病気というわけではありません。
しかしいびきは病気のサインと言われており、正常な状態ではないことも事実です。
例えば睡眠時無呼吸症候群(SAS)は、いびきと深い関連のある代表的な病気です。
ご存知の方も多いかもしれませんが、この病気の特徴は、睡眠中何度も呼吸が止まったり止まりかけたりすることです。
睡眠の質が低下するのはもちろん、高血圧や脳卒中・心筋梗塞といった死に直結する病気を引き起こす危険性があります。
いびきが危険だと言われる大きな理由は、この睡眠時無呼吸症候群(SAS)の存在にあります。
なお後で理由は詳しく説明するのですが、いびきをかくことで血圧が上昇しやすくなります。
すると睡眠時無呼吸症候群(SAS)とは無関係に心筋梗塞や狭心症などの病気を引き起こすことになります。
具体的な病気の名前をいくつか挙げましたが、重要なことは1つ1つの病名を覚えることではありません。
睡眠の質の低下が起因となり発症する病気も含めて、いびきは様々な病気を引き起こすリスクを秘めているということを覚えておいてください。
周囲の人にも影響が
自分がいびきをかいていると知ったとき、周りの人への影響が気になる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
パートナーや家族と同じ寝室で寝ていると、いびきで夜中に起こしてしまうかもしれません。
それが原因で不眠にでもなれば、周囲の人はたまったものではありませんよね。
また仕事仲間や友人との旅行にも行きづらくなるかもしれません。
ましていびきが原因で友達や恋人を失ってしまえば、後悔しか残らないことでしょう。
人間関係に狂いを生じさせないためにも、いびきは早めに改善しておく必要がありそうです。
気になるいびきの原因とは?
そもそもいびきはなぜ起こる?
睡眠時、身体はリラックスしています。
もちろん喉周辺の筋肉も含まれているのですが、このとき喉は起床中と比較して狭くなっています。
喉が狭まること自体は健康的な人にも起きているため、何も問題はありません。
しかし何らかの原因で喉が極端に狭くなると、呼吸をしたときに周囲の粘膜が振動するようになります。
この振動が音として表れたもの、それこそがいびきの正体なのです。
状態としては、金管楽器の音の出る仕組みと似ています。
つまり喉の広さに理由があることから、いびきをかくこと自体に何か危険があるわけではありません。
しかし音が出るのは呼吸の際に喉が抵抗になっているということ。
要するに、いびきは呼吸が正常に行えていない証拠であると言えます。
呼吸をざっくりと説明すると、酸素を吸って二酸化炭素を吐く行為であることは小学生でも知っていると思います。
従って呼吸に異常が生じると、血液中の酸素量が低下します。
それにより血液中の二酸化炭素の濃度が高まると、血管が収縮してしまいます。
これが先ほど挙げた病気の多くを発症させる原因となります。
また呼吸が上手く行えていないと、無意識の中でより多く空気を吸おうとします。
これがいびきの音をよりひどくさせる原因です。
さらにはより多くの空気を吸い込むために、多くの場合口呼吸をするようになります。
口呼吸には乾燥した空気を吸い込んで気道を傷めてしまったり、空気中の細菌を一緒に吸い込んで感染症を発症したりするリスクがあります。
口臭も気になりますね。
そもそも口呼吸自体が喉を狭くする原因にもなります。
やはりいびきを放っておいて良いことはなさそうです。
一時的なもの
いびきの起きる原因、すなわち喉が極端に狭まる原因として、一時的なものと慢性的なものに分けられます。
まずは一時的なものから見ていきましょう。
はじめに風邪や疲労があります。
このような身体の不調により、喉の筋肉がいつも以上に弱まることでいびきをかいてしまいます。
他には飲酒やたばこがあります。
これらも喉に影響を与える要素です。
以上が一時的にいびきの原因となり得る代表的な要素ですが、これらはあまり心配する必要はありません。
というのも原因を取り除くことでいびきは比較的簡単に解消するからです。
ただし飲酒やたばこが習慣的な場合に関しては例外です。
いびきが習慣化するリスクがあります。
慢性的なもの
続いて慢性的なものについてですが、これらをさらに2つに分けて考えていきましょう。
睡眠環境の原因
はじめに寝室の乾燥があげられます。
寝室が乾燥していると鼻詰まりを起こしやすくなります。
それをきっかけに口呼吸をするようになり、さきほどお話ししたいくつかのリスクやいびきを起こします。
寝室の乾燥を防ぐためには、加湿器の使用のほか、室内に濡れタオルを干すことも有効ですね。
続いて枕が高いことがいびきの原因となっている場合があります。
枕の高さなんて気にしたこともない方が大半かもしれません。
ですが枕が高いと、首に負担がかかってしまいます。
そして首が圧迫されると、その内側の喉が狭まることに繋がってしまいます。
これを機に、枕にこだわってみるのも良いかもしれませんね。
最後に仰向けで寝るといびきをかくリスクが高まると言われています。
これはずばり今お話しした首の圧迫を最も起こしやすい体勢だからです。
逆に言えば、適切な枕を選んでいれば仰向けで寝ることに問題はありません。
以上が睡眠環境に関係して起こるいびきに関してでしたが、これらも比較的危険性は低いいびきであると言えます。
睡眠環境を見直すことで改善が期待できるからです。
一方で放っておくと解消せず、慢性化してしまうという点では注意しなければいけません。
あなた自身の原因
最後にあなた自身の体質や生活習慣に原因がある場合についてみていきましょう。
実はこれらが最も危険ないびきに分類されます。
まずは肥満です。
肥満な人の方がいびきをかきやすい傾向にあると言われて、なんとなく納得できる方も多いのではありませんか?
肥満の方は首回りについた脂肪が喉を狭めることでいびきを引き起こしています。
続いて花粉症やアレルギー性鼻炎を持っている方。
このような方は鼻づまりが原因で口呼吸になり、最終的にいびきをかくことになります。
肥満や鼻づまりは、解消することは可能ですが人にとってはなかなか難しいのも事実です。
実際肥満をきっかけにいびきをかき、それが睡眠時無呼吸症候群(SAS)などの重大な病気に繋がってしまうというパターンも多いです。
たかが肥満・たかが鼻づまりとあなどるのはやめましょう。
一方で扁桃腺肥大などの病気や加齢が原因の場合。
これらも喉が狭くなることで慢性的にいびきをかいてしまうわけですが、これらに関しては改善が難しいのが現実です。
専門的な治療を受けるほか、これ以上酷くしない努力を行うことが最良かもしれません。
良質な睡眠を得るために
自身の状態を知ろう
ここまでこの記事をお読みいただきありがとうございます。
あなたもいびきに関してかなり詳しくなったのではないでしょうか?
ところで自分自身はいびきをかいているのか、いびきをかいていた場合原因は何なのかが気になると思います。
家にパートナーや家族の方がいらっしゃる場合、まずは自身の状態を確認するのがおすすめです。
もしかしたらいびきで気を遣わせていたなんてことがあるかもしれません。
一方一人暮らしをしている方の場合、いびきの自覚は容易ではありません。
ですがスマホの普及したこの時代。
活用しない手はありません。
スマホの録音機能や録画機能を利用し、夜中の自身の状態を把握することができます。
音声の波形などを確認することで、いびきをかいているのか否か、またどのようないびきをかいているのかを知りましょう。
まずは自身のいびきに関する状態を把握することが重要です。
そこから改善への第1歩が始まります。
適切な改善法を実践しよう
いびきには上記で紹介した様々な原因がありました。
最終的には睡眠中の喉を広く保つことでいびきは解消できますが、そのためにすべきことは症状に応じて異なります。
つまり原因に応じて適切な対策を行うことが大切になります。
まずはじめに風邪や疲労など一過性の原因が疑われる場合には、その原因を取り除きましょう。
睡眠環境に原因がある場合も同様です。
続いて口呼吸をしている場合には、鼻呼吸を促す必要があります。
最近ではいびき防止グッズも普及してきています。
口を閉じるテープや鼻腔を広げるテープが有名ですよね。
これらの商品を試してみてはいかがでしょうか?
一方で厄介なのが肥満です。
もちろん一言で言えば痩せられれば良いのですが、そう簡単ではありませんよね。
肥満を解消するためには生活習慣を見直す必要があります。
食事を減らす・運動を頑張るなど、行動としては間違っていないのですが、それ単体に集中していてもなかなか改善しないのが現実です。
実はダイエットには睡眠が重要だったりするのですが、睡眠を改善するために痩せたいのに、痩せるためには睡眠を改善しろと言われても困ってしまいますよね。
食事・運動・睡眠など相互の結びつきの中で生活習慣は形成されていきますから、総合的に改善していく必要があると言えます。
専門医の診察を受けよう
原因が特定できない場合、扁桃腺肥大などでどうしようもない場合、自力で肥満を改善できない場合など、そんなときには素直に専門医に頼りましょう。
きっとあなたに最適なアドバイスや治療を行ってくれることでしょう。
いびきのレベルが悪化し、他の病気を引き起こしてしまわないためにも、リスクの小さいうちに原因を潰しておくことがあなたの健康的な生活に繋がります。
まとめ
いびきは自分では気づきにくいものです。
ですから家族に確認したり録音をとったりして、まずは自身の状態を知ることが大切です。
特に睡眠時間は確保できているはずなのに眠気に襲われるという方。
原因はいびきかもしれません。
集中力や記憶力の低下が重大なミスを引き起こす前に解消しましょう。
さらには、いびきは生命にかかわる重大な病気を引き起こすリスクを秘めていることもあります。
症状が悪化する前に対策を行い、健康で豊かな人生を手に入れましょう。