起きたつもりだったのに二度寝してた~!
時刻通りに目が覚めたことについ安心してしまい、気づいたら二度寝してたなんて経験ありませんか?
ひどい場合には、布団から出ないと止められない場所に目覚まし時計を置いていたはずなのに、無意識に布団に戻って二度寝していたなんてことも…。
残念ながら、二度寝を直すには強い意志が必要です。
とどこかで二度寝を許している自分がいるうちは二度寝は直りません。
でも、心配しないでください。
実は二度寝はしてもよいのです!
むしろ二度寝することを推奨します。
二度寝の気持ちよさは格別ですよね。
目覚めも1度目にアラームに起こされた時とは大違いです。
ただし1つだけ覚えておいてほしいこと、それは良い二度寝と悪い二度寝があるということです。
人生をダメにする二度寝ではなく、充実させるための二度寝の仕方を解説します。
あなたも明日から快適な二度寝ライフを始めましょう!
目次
なぜ二度寝をするべきなのか
気持ちよく朝をスタートできる
そもそもなぜ二度寝をしてしまうのか考えてみましょう。
- まだ眠い
- 目が開かない
- だるさを感じる
- 寒い(特に冬)
このような理由から「もう少し寝ていたい」「布団が気持ちよく感じる」と、現実逃避しているのですね。
続いて二度寝後を考えてみましょう。
- 頭がすっきりしている
- 目がすんなりと開く(まぶたが重くない)
- 身体も楽
- 二度寝してしまった罪悪感
罪悪感を除けば二度寝にはその日を気分よくスタートし直せるメリットばかりであることに気づいていただけましたか?
これは科学的にも説明されています。
二度寝で得られる2つのホルモンの効果
二度寝をすると、体内では2つのホルモンが多く分泌されます。
1つは「エンドルフィン」というものです。
多幸感をもたらすことから「脳内麻薬」とも呼ばれています。
この成分は食事の時や小川のせせらぎの音を聞いているときのほか、性行為の後などの癒しを感じた時などに多く分泌されます。
心身を共にリラックスさせる効果があります。
もう1つは「コルチゾール」というものです。
ストレスへの耐性に関わり、「ストレスホルモン」とも呼ばれています。
コルチゾールには、仕事や人間関係などで感じるストレスを解消してくれる役割があります。
ですから朝に十分な量のコルチゾールが分泌されていると、精神面で一日安定して生活できます。
一方で分泌されるコルチゾールの量が少ないとストレスを溜め込みやすく、うつ病や不眠症にもつながりかねません。
二度寝はただの誘惑ではなく、これらの成分の分泌を促すために身体が必要としていたことだったのですね。
つまり二度寝に対抗することは、気分的・精神的に良くないだけではなく、身体としても良くない行為だったということです。
二度寝自体が最高!
目覚まし時計に起こされて「今日も仕事かぁ~」と感じた時に、二度寝で現実逃避。
同じ布団のはずなのに、なんだか夜よりも布団の中が気持ちよく感じますよね。
人によっては夢のような時間かもしれません。
ホルモンがどうだとか難しいことなしに、これだけでも二度寝の価値を実感している方も多いことでしょう。
でも二度寝には罪悪感が伴います。
それではなぜ罪悪感を感じてしまうのか、罪悪感を感じないための二度寝の方法について考えていきましょう。
悪い二度寝と良い二度寝
二度寝には「悪い二度寝」と「良い二度寝」の2種類があります。
二度寝で罪悪感を感じるのは、「悪い二度寝」をしてしまっているからです。
「良い二度寝」をすれば、罪悪感なく上で挙げたメリットのみを感じることができます。
悪い二度寝とは?
「悪い二度寝」とは、昼まで寝てしまう二度寝です。
せっかく朝に一度目が覚めていたはずなのに時間を無駄にした、寝すぎて身体が痛くなった、遅刻したなどその日の生活を狂わせてしまいます。
このような経験から二度寝をしてはいけないと感じていたのではないでしょうか?
また他サイトでは、二度寝は良くないとおっしゃっている方もいらっしゃいます。
そのような方々は、この「悪い二度寝」を指して二度寝は良くないとおっしゃっていませんか?
この記事では二度寝はすべきだというタイトルをつけていますが、決してそれらのサイトに対抗しているわけではありません。
むしろ悪い二度寝をしてはいけないという点では同じ意見です。
しかし二度寝と一括りにして悪者扱いしてしまうのではなく、良い二度寝もあることをお伝えしたいのです。
良い二度寝とは?
「良い二度寝」とは、時間を5分間に限定した二度寝です。
5分間に限定することで、生活習慣にも影響を与えず、気持ちよく1日を始める二度寝のメリットだけを享受することができます。
ただし10分を超えて二度寝をしてしまうと、眠りはどんどん深くなっていき、再び起きるのが辛くなります。
というよりも起きれなくなって「悪い二度寝」になります。
「あと少しだけ寝かせて」という気持ちの「あと少し」を守ることが大切なのです。
それではこの5分間という時間を守った二度寝、すなわち「良い二度寝」をするためにはどうすれば良いのでしょうか?
良い二度寝の仕方
5分間を守るためには、一般的に5分差で目覚まし時計のアラームをセットする、5分後にスヌーズ機能を設定するなどの方法が考えられます。
ただし二度寝と言う言葉をよく考えてみると、二度寝をするためには1度起きる必要があります。
従って、目隠ししていても把握できる位置にある目覚まし時計をベッドから手を伸ばして止めた、などでは二度寝になりません。
1度も起きておらず、ただ寝起きが悪いだけの状態です。
ですから、ベッドから立ち上がらなければ止められない距離に目覚まし時計を置くなど、必ず1度起きるような工夫をしましょう。
あくまで無意識に起きて止めて無意識に寝るのではなく、意識的に1度起きてそれからもう1度寝ることが大切なのです。
全ての人に二度寝が必要なわけではありません
目覚めの悪い人におすすめ
ここまでお話ししてきた二度寝の目的は、気持ちの良くない目覚めを、二度寝をしてやり直そうというもの。
つまり二度寝によって朝を気持ちの良いものに置き換えられるということです。
ですから、1度目の起床でも気持ちよく起きられるという方は、二度寝をする必要はありません。
朝の5分を他のことに有効活用しましょう。
1発で気持ちよく起きるには?
このような話をすると、じゃあ1度で起きれた方がいい、1度で起きれる方が羨ましい、と感じる方がいらっしゃるかもしれません。
1度目の目覚めが悪い原因は、睡眠の時間が質のどちらかが足りていないことが原因です。
それにより、もっと寝たいという二度寝の誘惑がやってくるのです。
ですから本当に気持ちよく起きるためには、睡眠不足を解消する必要があります。
睡眠不足を解消するためには?
睡眠不足の解消は、これをすれば直るというような簡単なものではありません。
明らかな夜更かしや乱れた生活をしていてはいけないのはもちろんです。
しかし睡眠の質は日々の生活習慣の積み重ねに大きく左右されます。
睡眠不足の主な原因と解消法については、こちらの記事で詳しく解説しています。
ぜひご確認ください。
まとめ
これまで二度寝に悩まされていた方も、正しい二度寝には充実した1日をスタートさせるための秘められた効果があることを分かっていただけたのではないでしょうか?
身体だけでなく頭もちゃんと起こすことで、その日の活動の意欲が高まるとともに生産性も向上します。
もちろん1度ですっきりと起きられる方がわざわざ二度寝する必要はありません。
しかし現代人は忙しく、ストレスに囲まれた生活をしています。
二度寝の他には昼寝にも大きな効果があります。
昼寝については、こちらの記事で詳しく解説しています。
2つを合わせて快適な生活を送りましょう。