遠くに出かける予定があったり、朝のうちにすべきことがあったりしていつもより早く起きたいことってありますよね。
しかもそれは重要であることが多く、絶対に寝坊できません。
思いつくのは早く起きる分だけいつもより早く寝ること。
でもこの記事を書いているみきやは、それはおすすめしません。
みきやはいつも通りの時間に寝ることをおすすめします。
そして起きたい時刻に起きるのです。
睡眠時間を減らしてしまっていいの?
寝過ごしてしまいそうで怖い。
日中眠たくなったらどうするの?
このような疑問を持たれたかもしれませんね。
この記事では、なぜ睡眠時間をへらしてまでいつも通りの時刻に寝ることをすすめているのかお話しします。
いつもの生活習慣から外れたことをすると身体に負担になります。
この負担をできるだけ軽減しまた元のリズムに戻りやすいように、睡眠の取り方に注意しましょう。
目次
早く寝るのはおすすめしない
就寝前の行動を全て前倒しできますか?
良い睡眠を取るために重要なことの1つに、就寝前の時間の過ごし方を意識することがあります。
寝る直前までスマホを操作していて、急に部屋の電気を消して真っ暗にしてもすぐには寝付けません。
就寝時刻の2時間前を目安に入浴を行い、その後は特に寝る準備をする時間として過ごし方に注意する必要があります。
スマホやテレビなどのディスプレイの光を避け、リラックスしたひとときを送りましょう。
ところで、これらの就寝前の行動、明日早起きするからと言って全て前倒しできますか?
早く寝るためにこのリラックスタイムを省いてしまっては質の高い睡眠は得られません。
結局あまり寝た気のしない朝を迎えることになってしまいます。
生活習慣を急に変えるのは危険
先ほどの話とも関連しますが、急に生活習慣を変えることは危険です。
というよりも、急に生活習慣を変えることはできません。
しかも早く起きる分だけ早く寝るという考え方では、就寝時刻と起床時刻の両方を大幅に変えることになります。
実は生活習慣を乱さずに1日にずらせる時間は±10分~15分程度しかありません。
就寝時刻や起床時刻というものは、1週間や2週間という長い期間をかけて徐々に変えていくものなのです。
ですから、あらかじめ早く起きなければならないことが分かっている場合には、その日に向けて少しずつ時間をずらしていくのが最適です。
また戻すときも少しずつ戻していきましょう。
とは言いましたが、そんな余裕なくこの記事を読まれている方も多くいらっしゃると思います。
そのような場合には、睡眠時間確保のために無理して就寝時刻を前倒しするのではなく、いつも通りの生活をしましょう。
そうして睡眠の質を下げないように、質で時間をカバーするようにすべきです。
睡眠禁止ゾーン
夜寝る前って妙に目が冴えているなぁと感じることはありませんか?
実はあれは気のせいではありません。
生活習慣が整っている場合、普段の就寝時刻の2時間前くらいから就寝時刻直前くらいまでの時間は睡眠禁止ゾーンと呼ばれる目の冴えた状態になります。
心配しなくてもいつもの就寝時刻になれば眠気がやってきて、自然な入眠が促されます。
ちなみにこれをなんだか今日はまだ寝る気分じゃないなぁと勘違いしてスマホの光を見たりしていると、夜更かし・夜型生活の原因になります。
ところでこの睡眠禁止ゾーンと早起きに何の関係があるのかというと、早寝をするとこの睡眠禁止ゾーンに干渉する可能性があるのです。
睡眠禁止ゾーンは2時間前から就寝時刻までの間ですから、2時間以上前倒しすれば、このことに関しては問題はありません。
しかし2時間以内の前倒しの場合、睡眠禁止ゾーンに干渉してしまうと、布団に入ってもなかなか寝付けない可能性があります。
布団の中でだらだらと眠れない時間を過ごしているのは無駄です。
結局睡眠時間が増えないばかりか、質も低下してしまいます。
だから例え明日早起きする必要があるときでも、就寝時刻は変えないようにするべきなのです。
睡眠禁止ゾーンについてはこちらの記事でも触れています。
夜型生活にさせるとともに、夜型生活から抜け出すのを難しくもしている睡眠禁止ゾーンについて興味のある方は合わせてご覧くださいね。
いつも通り寝て、早く起きる
最初の90分間が重要
いつも通り寝て早く起きるという方法では、睡眠時間が普段よりも少なくなります。
朝起きた時に良い睡眠だったと感じるかどうかは、基本的に睡眠の時間×質で決まります。
ですから早起きをする場合には、いつも以上に質を高めるよう意識する必要があります。
こちらの記事で詳しく解説しているのですが、実は睡眠の質は眠りについて最初の90分間でほぼ決まります。
極端に少ない睡眠時間は日中の活動に悪影響を与えますが、時間だけ確保しているからといって安心して良いわけではありません。
最初の90分間というのは、1度目の深い眠りの波が来ている時間なのですが、この最初の波が2度目以降の波の質を左右するのです。
睡眠時間は質で補う
睡眠の質を高めるためには、先ほどお話ししたように就寝までの時間の過ごし方に気を配ってあげることが大切です。
夜の時間の使い方を意識してあげることで身体の眠る準備ができ、その状態で就寝時刻を迎えることで質の良い睡眠が得られます。
睡眠の質が上がることで、睡眠時間が普段より少なくても日常生活に支障がでないだけの身体の回復は十分に行えます。
そのため目覚まし時計の音が鳴っても、不快感を感じずに自然に起床することが出来ます。
昼寝で午後からも活発に過ごす
普段から昼寝の習慣をつくることもおすすめですが、早起きしたことで午後からの活動に心配がある場合には、昼寝の時間を設けることも良いでしょう。
睡眠時間を2回に分けて、結果的にいつもと同じだけの睡眠時間を確保できるようにするのですね。
ただしあまり遅い時間帯の昼寝は、夜の本当の睡眠に悪影響を与えかねませんので注意しましょう。
短時間目を瞑っているだけでも十分に効果はあり、そのあとも活発に活動できるはずですよ。
まとめ
基本的に生活習慣はできるだけ乱さないよう心がけましょう。
理由があって普段の生活習慣から外れた睡眠をとる場合には、できるだけ乱れを最小限に抑えられるように工夫をし、またその後は元のリズムに戻せるようにいつも以上に生活に気を配ってあげましょう。
身体に負担にならないような生活を送ってあげることで、元気に活動することができ、普段のパフォーマンスも高まります。