あなたも年齢を重ねるごとにだんだんと就寝時刻が遅くなってきてはいませんか?
実は大学生は人生の中でも様々な要因で就寝時刻が遅くなりやすい時期なのです。
でも大丈夫!
原因を把握して眠りを正しくコントロール出来れば、きっと充実した日々が得られます。
これを書いているみきやも大学生ですが、いつも日付が変わる前には眠りにつき、休日だろうが毎日同じ時刻に起きる生活が出来ています。
それは決してみきやが早起きが得意なわけではありません。
眠りに関する知識があり、夜には眠くなり朝には自然に目覚めるようにコントロールできているだけのことです。
魔法のように感じるかもしれませんが、難しいものではありません。
ぜひ最後まで記事を読んでいただき、良い生活サイクルを得てくださいね。
生活が狂う原因とは
社会的要因
普段バイトはしていますか?
バイトをしている場合、それはいつの時間帯ですか?
もしかして昼間に比べて高時給な夜間にバイトをしていませんか?
このように人間が本来寝ている時間帯にバイトなどで起きていると、代わりに昼間に睡眠時間を確保しなければならなくなります。
夜間のバイトは昼夜が逆転する最大の要因であり、抜け出しにくい要因でもあります。
夜間のバイトが基準に生活が回っている場合には、その基準を出来るだけ早く正す必要があります。
色々な理由もありすぐにバイトをやめることは難しいかもしれませんが、他の時間帯へのバイトへ変えるのがおすすめです。
夜間のバイトについてはこちらの記事も合わせてご覧ください。
また他に大学生の生活習慣が乱れやすい要因として、授業がきれいに埋まっていないことが挙げられます。
高校までであれば月曜日から金曜日まで、毎日朝から6時間ほどの授業があったと思いますが、大学ではそうではありません。
1コマ目から講義のある日もあれば、人によってはその日一日全休なんてこともあるかもしれません。
時間割に関係なく毎日同じ時間に起床し同じ時間に就寝していれば問題ありませんが、そういう人は少数派なのではないでしょうか?
ちなみにみきやはその少数派です。
後ほどどうすれば時間割に左右されず安定した生活を送ることができるのかアドバイスもしようと思います。
生活リズム
生活リズムとは、簡単に言い換えると体内時計のことです。
この体内時計が正常に機能していれば、夜になると眠たくなってきたりいつも同じ時間にお腹が空いたりします。
しかしこの体内時計が狂ってしまうと、夜にも関わらず目が冴えて眠れなかったり逆に日中眠気が襲ってきたりします。
また食事を制御できなくなり過食になることもあります。
つまり生活リズムを整えることは、健康的な生活を送るためにとても大切なことなのです。
しかし大学生はバイトや友達関係、勉強などでこのリズムが崩れやすい傾向にあります。
特に夜遅くまで起きていることがリズムを崩す起因になっていることが多いです。
大学生は夜型生活になりやすい
そもそも大学生は人生の中で生活習慣が乱れやすい時期です。
まず初めに中学生までを考えてみると、中学校までは義務教育で平日は学校へ行っていて、まだ親の元で育てられているので大きく生活が乱れる人は少ないと思います。
次に高校生を考えると、昼に働きつつ夜間制や通信制の学校に行っている場合は別ですが、この場合もまだ実家暮らしが一般的で学校に生活の基準を合わせていれば問題ないと思われます。
しかし問題なのが大学生です。
それは高校生までの間と比較して自由な時間が大幅に増えるからです。
まず講義が月曜日から金曜日までみっちりとある訳ではありません。
同じ一コマの空き時間でも、前後に講義があるときと1コマ目の時で充実度が違ってしまってはいませんか?
講義の間の空き時間であれば図書館などで自主学習ができても、朝の1コマは家でダラダラと寝て過ごしてはいませんか?
当然起床時刻が遅くなると就寝時刻も遅くなり、夜型生活になりかねません。
次にバイトです。
昼間よりも時給が高いからお得だと考えて夜間のバイトを始めると、睡眠時間に影響を与えてしまいます。
夜間にバイトを始めたことが原因で夜型生活になってしまうと、その時間帯のバイトをやめない限りは意識などで解決しにくいので注意が必要です。
また夜間のバイトではなくても、勉強よりもバイトがメインな生活をしているパターンがあります。
レポートの作成がバイトの影響で夜中に徹夜でやることになってしまってはいませんか?
最後に友達関係です。
大学生になると扱うお金の量が増えます。
きっとあなたの財布の中にあるお金も高校生までの時よりも多いのではないでしょうか?
居酒屋などにも行くようにはなりましたか?
門限があった小学生や中学生の頃と比べると夜遅くまで出歩いていると感じる人も多いと思います。
このように大学生はそもそも夜型生活に陥りやすい状況にあるのです。
さらにこれまでに挙げた原因により陥りやすいのが一人暮らしの大学生です。
親から離れて暮らしている一人暮らしの大学生の場合、いつ家に帰ってきても怒られません。
何なら友達の家で一夜を過ごしてしまっても構わないのです。
親の目がない分、良くも悪くも自由度が高いのです。
ちなみに社会人になると意識も変化し、遅刻や夜更かしはなくなる傾向にあります。
そのため一番危険なのがまだ完全に自立できていない大学生の4年間なのです。
生活リズムを整える重要性
地球の自転に合わせた生活
一般的に人は太陽に合わせて生活しています。
日が昇ると1日が始まり、日が沈むと1日が終わります。
大学の授業も朝から夜にかけて、多くの人の生活している時間帯に行われています。
少なくとも大学生であれば、その大学生活を基準に生活をするならば昼夜逆転は良くありません。
しかし実際は、昼夜逆転とまではいかなくても夜更かしをしてしまう傾向にある学生は多いものです。
生活習慣の乱れが及ぼす影響として、講義への悪影響がまず挙げられます。
講義の90分間が眠気と戦う時間になってしまってはいませんか?
そして次に健康への悪影響が挙げられます。
もちろん睡眠時間が十分に足りていないと、身体が回復できず元気に過ごせません。
しかしここでは体内時計の面から健康的な生活との関係を見ていきたいと思います。
2つの体内時計
人間の体の中には様々な周期で働く時計があります。
例えば呼吸は比較的短い周期のリズムを刻んでおり、月経は約1か月の周期です。
そして1日の周期を持っているものの1つが睡眠覚醒の周期です。
さらにもう1つ、体温やホルモンの分泌の制御も1日の周期で変化しており、通常はこれが入眠や起床をサポートしてくれています。
ですがこれら睡眠覚醒の周期と体温・ホルモンの周期は、実際には24時間よりも長いことはご存知でしょうか?
しかもこの2つの周期は全く同じ時間ではないのです。
これが何を意味するかというと、毎日これらの時計を正しい時刻にリセットせずに生活していると、夜型へと生活がずれていくと同時に、2つの体内時計同時にもずれが生じてくるのです。
2つの体内時計ずれが酷くなると、睡眠覚醒の周期では起床の準備をしているにも関わらず、体温・ホルモンの周期では入眠の準備をするなんてことが起こってきます。
これは極端な例ですが、時計のずれは体調の不良の原因になります。
つまり、地球の自転である24時間の周期に全てを合わせることが健康的な生活を送るためにとても重要なのです。
もしも昼夜がなくなると
このような実験報告があります。
被験者を太陽の光の届かず、現在の時刻を知ることも出来ない環境で生活させると、どのような変化がみられるかというものです。
そのような環境での生活を続けると、やがて昼夜が分からなくなってきます。
すると被験者は24時間よりも長い周期での生活をするようになったそうです。
このことからも、太陽に合わせた24時間の周期に生活を合わせなければ、夜型へと生活が傾いてしまうリスクがあることが分かります。
24時間のリズムで生活をするには
それでは24時間よりも長い人間の体内時計を調整して、24時間の生活リズムに合わせるためにはどうすればよいのでしょうか?
カギとなるのは朝日です。
太陽の光を浴びると、セロトニンと呼ばれるホルモンが分泌されます。
このホルモンは時間が経つとメラトニンと呼ばれるホルモンに変化します。
このメラトニンというホルモンは眠気を誘い、スムーズな入眠を促進してくれます。
メラトニンの元となるセロトニンの分泌には強い光が必要です。
具体的には2500ルクス以上という強さの光が必要と言われており、これは明るく感じるコンビニの光でも足りないくらいです。
よって条件を満たす身近な強い光と言えば太陽の光となります。
また朝日よりも日中の光の方が光の強さは強いのですが、積極的に浴びることをおすすめするのは朝日です。
それはセロトニンが眠りを誘発するメラトニンに変わるまでに14~16時間ほどの時間がかかるからです。
昼を過ぎてから太陽の光を浴びてセロトニンを生成しても、メラトニンが出来るのは日付が変わってからということになります。
これだとむしろ夜になっても目が冴えて眠る気分じゃないという状態になってしまいます。
まとめ
24時間の生活リズムを整えるためには朝日による体内時計のリセットが重要になります。
そのために意識することとしては、毎日同じ時間に起きることを心掛けましょう。
そして毎日同じように朝日を浴びる習慣を作りましょう。
そうすることでその日1日が気持ちよく過ごせるとともに、夜になると自然な眠気も得られるので、快眠にもつながります。
こうして良いサイクルが出来上がると、日々の生活の充実度が高くなります。
仮に就寝時刻が日によって変わってしまっても、起床時刻は安定させるようにしてください。
そうすればセロトニンはいつも通りメラトニンに変わり入眠のサポートをしてくれるので次の日に大きな影響を与えずに済みます。
朝日の力で充実した日々を手に入れ、勉強や仕事を効率良くこなしていきましょう。