布団には早く入ったんだけど…
快適な睡眠を得るためにはリラックスできる寝室の環境づくりが欠かせません。
野生の動物たちだって天敵に襲われる心配のない環境になければ、安心して眠れません。
起きれない、寝た気がしない、夜中に起きてしまう、などなど睡眠に関する障害で悩んでいる方は多くいらっしゃいます。
今回はその中でも布団に入ってからなかなか寝付けないという問題について詳しく考えていきましょう。
一日の疲れがたまっているはずなのにスムーズに眠りにつけないのは辛いですよね。
次の日にも悪影響を及ばさないよう、解決させましょう。
考え事
悩み事・不安
あなたは今何らかの悩み事や不安を抱えてはいませんか?
もしかしたらその悩み事や不安が寝付けない原因になっているのかもしれません。
起きている最中は別のことに集中して気になっていなくても、布団に寝転がった途端に何だか気になってきてしまいますよね。
ちょっとした悩み事や不安であれば、寝る前に解決してしまいましょう。
脳を休めるための睡眠にもかかわらず、考え事をしていてはいつまでたっても眠れないのは当たり前です。
またどうしても頭から離れないことがある場合には、その内容を紙に書きだしてみるのも効果的です。
紙に書き出すことで、頭の中から追い出すのです。
また明日、頭を切り替えてからもう一度考え直すとスムーズに解消できるかもしれません。
宇宙や人生について
宇宙や人生のような壮大な事柄について考えてしまい、なかなか寝付けないという人もいらっしゃいますよね。
はっきり言ってこれらはいくら考えても答えは見つかりません。
いくら考えても解決しません。
なんてったって壮大過ぎますから。
なので解決策は考えないようにすることしかありません。
もしこれらの事柄について研究していてどうしても頭から離れないという場合でも、睡眠時くらいはゆっくりと眠りませんか?
24時間ずっと考えていても頭はパンクしてしまいます。
一度頭の中からリセットして、また時間をおいてから考え直すことで、それまで見えなかったものが見えてくるかもしれませんよ。
寝れないことについて考えすぎ
これまでに挙げた悩み事や不安、宇宙や人生など、眠れなくなる原因はたくさんあります。
またこの後に挙げる他の原因によって寝つきが悪くなっていることも。
しかし、ある日気づいたらそれらの問題は解決したかのように感じるのに、にも関わらず自然に眠れない。
よくよく考えてみると、「眠れない」ことについて考えすぎたり心配になったりして、それが眠れない原因となって眠れないことがあります。
「考えるから眠れない、眠れないから考える」という悪循環な状態になってしまっているため、この悪循環から脱出することが出来なければ、問題はいつまでたっても解決できません。
そのためには、「布団=寝れない場所」にならないように、スムーズに眠れたという経験を多く体験することが大切です。
その意味では睡眠導入剤などの薬に頼るのも一つの手かもしれません。
環境
暑い・寒い
ところで眠りにつきやすい寝室の環境づくりにはどれだけこだわっているでしょうか?
熱帯夜の夏の夜や凍える真冬の夜には誰でも寝苦しさを感じますよね。
良質な睡眠を得るためには、良い寝室の環境づくりが欠かせません。
最近のエアコンには「お休みモード」のような機能を備えたものも多くあります。
このような機能を上手に活用しながら、快適な環境を作ることができると、安定した深い眠りにつくことができ、熟睡することができます。
寝具が合っていない
環境に関してもう一つ、現在使用している寝具はあなたの身体にフィットしていますか?
フィットしていない寝具は寝つきを悪くするだけでなく、睡眠中の身体にもダメージを与え続けます。
起床時に腰が痛い、首が痛いなどの問題を感じてはいませんか?
もしもそのような問題を抱えているならば、マットレスや枕などを見直した方が良いかもしれません。
睡眠は人生の3分の1の時間を占めていますから、決して疎かにしてはいけません。
体内時計の乱れ
夜の時間の使い方
普段お風呂には就寝のどれだけ前に入っていますか?
実は入浴と睡眠には密接な関係があり、お風呂の入り方ひとつで睡眠の質は大きく変わります。
入浴にはスムーズな入眠に欠かせないリラックス効果はもちろんですが、身体を芯から温めるという重要な役割も担っています。
人は体温を下げることで眠りにつくのですが、それを入浴で高まった体温の低下に合わせることで深い眠りにつきやすくなります。
具体的には就寝時刻の2時間前を目安に入浴することで最大限の効果を得られます。
また入浴後の過ごし方にもこだわりましょう。
入浴後、就寝までの時間帯は部屋の照明をワントーン落とし、スマホやテレビなどのディスプレイを見ることを避けることで眠りが良くなります。
自然界ではいきなり昼から夜になることはありませんよね。
それに従うイメージです。
普段の生活習慣を見直す
睡眠の質はそれ一つだけで決まるものではありません。
日常生活、すなわち覚醒時の状態が睡眠時の状態を決め、また睡眠時の状態が覚醒時の状態を決めます。
つまり生活習慣が悪ければ睡眠の質も低下してしまいます。
なかでも重要なのが食事と運動の習慣です。
これらは睡眠と合わせて生活習慣を左右する大切な要素です。
普段から食事の時間帯が定まっていなかったり抜けがあったりしませんか?
激しい運動は必要ありませんが、健康を維持するための日々の運動習慣はありますか?
これらの習慣を安定させることで睡眠のリズムができあがり、夜になると自然と眠たくなってくるようになります。
そうして自然と睡眠モードに切り替わることで、寝付けない夜とももうおさらばです。
まとめ
この記事では様々な寝つきの良くない原因と解決策を考えてきました。
少しでも参考や解決の糸口になったことはあったでしょうか?
一方で、もしこれまで何を試してきても効果を感じることができなかった、という場合は病気の可能性も疑ってみた方が良いかもしれません。
本当に病気であった場合は適切な治療が必要となりますから、自身で抱え込んで悩み過ぎずに、早めに医師に相談してみましょう。