あなたも授業中うとうとしてしまった経験はありませんか?
休み時間は目がぱっちりなのに、授業が始まった瞬間眠気が襲ってくる。
共感する方も多いはずです。
これはただの偶然ではありません。
授業には眠気を誘発するいくつかの要因があるのです。
悩みを解決するための第一歩としては、それらの要因を知ることが大切です。
もちろん教師側に問題がある場合もあります。
それも含めていくつかの原因を考えていきましょう。
この記事を通して眠気に襲われずに集中して授業を受けられるきっかけが得られるかもしれません。
教師の授業が下手
一方的な授業
「あの先生の授業は眠たくなる。」
誰もが一度は思ったことがあるはずです。
これは生徒が勝手に教師を嫌っているわけではなく、事実な話です。
授業のへたな先生って一定の割合で存在しますよね。
だらだらと教科書を読むだけであったり、教科書に沿って書いてあることを順番に説明していくだけの授業では眠たくなるのも当たり前です。
実際、体育の時間に運動しながら眠る人なんていないはずです。
ずっと座って一方的に教師の話を聞いているだけの状態が続くから眠たくなってしまうのです。
それではこのような教師の一方的な授業でも眠ってしまわないためにはどうすればよいのでしょうか?
質問をする
授業中眠たくなってくるのは一方的に話を聞いているだけの状態だからでした。
つまり眠らないためには双方向の授業、すなわち教師の話を聞いているだけの受動的な授業ではなく、こちら側からも教師に話しかけたり授業に参加していく能動的な授業にすることが重要になります。
一つの具体的な例として、授業中に積極的に質問をしてみましょう。
恥ずかしい場合は、実際に質問はしなくても構いません。
きっとただただ話を聞いているだけの時よりも頭を働かせることになるはずです。
そうして頭を使って何かを考えていると眠気もどこかへ行ってしまいます。
逆に何かについて深く考えすぎて眠れないという状況を想像すると、考えることが眠気を遠ざけることに繋がることは納得できますよね。
また質問を考えるためには、授業についていき、内容をある程度理解する必要があります。
そうでなければ、そもそも分からないことが何なのかが分からず質問もできません。
質問を考えるということは、寝ないようにするだけでなく、授業内容を理解する手助けにもなります。
成績アップも期待出来て一石二鳥かもしれませんね。
実は話を聞けていないのかも?
ここまで眠たくなる原因は教師の一方的な授業だとお話ししましたが、本当の原因は「話をひたすら聞いている」ことにあるのではないかもしれません。
あなたは本当に話を聞いていますか?
そもそも話を聞けていないことに原因があるのかもしれませんよ。
耳に入ってきた先生の声が、そのまま反対側の耳へと通り抜けているような状態になってしまっていませんか?
実は授業に集中できていないときって意外とそんな状態だったりしています。
それだと何も考えていないので眠くなるのも当たり前です。
授業に興味がない
好きな科目の時は起きている
誰でも好きな科目や嫌いな科目の1つ2つはあると思います。
好きな科目や内容の時ってそんなに強烈な睡魔に襲われることってないですよね。
でもあまり好きではない科目の授業が始まった瞬間なんだか眠たくなってくる。
これはなぜなのでしょうか?
それは授業に興味を持っているかどうかが大きく関係します。
すなわち興味のある科目の場合は無意識のうちに能動的に授業を受けることができているのですが、興味のない科目の場合は受動的になってしまっているのです。
嫌いな科目でも興味を持つ努力を
もちろん興味を持たせられる授業をできるかという教師側の問題もあります。
でもそれを言い訳に眠ってしまったり成績が悪くなったりするのは違いますよね。
自らに損でしかありません。
興味のない科目ってなぜ興味が持てないのかというと、内容が分からない、将来どう役立つのかが分からない、などの理由が挙げられるかと思います。
でもそんな言い訳をして授業中話を聞かずに眠ってしまっていると、授業について行けずもっと内容が分からなくなってしまいます。
授業が分からなくなると、それだけ興味もなくなってしまいます。
するとそれはまた眠ってしまう原因になります。
この授業が分からない→眠い→もっと分からなくなるという悪循環に陥ってしまうと大変です。
それではこの悪循環を断ち切るにはどうすればよいのでしょうか?
予習が効果的
解決策の1つとして予習を提案します。
予習をすることで、授業では既に一度見たことがあるものを学ぶことになります。
なので新しい用語に対する拒絶反応も減り、内容が頭に入ってきやすくなります。
また予習で理解できなかった事柄があったとしても、授業を通して先生の解説を手助けとしながらもう一度理解するチャンスがあります。
授業中にいきなり出会っていたら混乱していた事柄でも、予習と授業の2度に分けてじっくりと理解を深めることが出来ます。
これこそが特定の科目に対する苦手意識を無くし、授業に興味を持ち能動的に受けられることに繋がります。
単純に睡眠不足
ここまで能動的に授業を受けることが授業中眠ってしまわないために重要だとお話ししてきました。
しかしガソリンの無くなった車が走れないように、そもそも授業をきちんと受けるためのエネルギーが足りていなければいくらやる気があっても意味がありません。
単純に睡眠不足が原因である可能性はありませんか?
慢性的な睡眠不足の場合、そのような生活が当たり前になってしまっていて、自覚のないこともあります。
まだ午前中であるにも関わらず眠気を感じることがあったり、どうしても1つの授業の中で集中できないタイミングがあったりはしませんか?
予習や復習も大切ですが、しっかりと睡眠時間を確保することも疎かにしてはいけません。
身体の回復はもちろん、睡眠には記憶の整理をするという重要な役割もあります。
ちなみに休み時間になると眠気がどこかへ飛んでいったり目がぱっちりしたりするのは、つまらないと感じている授業から解放され、さらに友達とのおしゃべりや遊びが能動的な行動として一時的に眠気に勝ててしまっているだけです。
身体は本当は睡眠不足に悲鳴をあげているかもしれませんよ。
ただし例外として、昼からの授業時にだけ謎の眠気が襲ってくる。
午前中も夕方も問題ないのにその時間帯に限って眠くなるという場合は安心してください。
自律神経の整った生活が出来ている場合、夜になると眠たくなるのはもちろんですが、午後の時間帯にも小さな睡魔の波がやってきます。
短時間の昼寝の時間が確保できればベストですが、少しの間目を瞑るだけでも午後からの授業の集中力が変わりますよ。
まとめ
授業は眠たくなるものだと諦めてはいませんでしたか?
その原因は一方的にただただ授業を聞いているだけの状態であることにあります。
じっとお経のように授業を受けていれば、だんだん眠たくなってくるのも当たり前。
能動的に授業を受けられる工夫をしましょう。
また能動的に授業を受けることと成績は密接に関係しています。
逆に授業中寝てばかりでは、気づいた頃には取り返しのつかない成績になってしまっているかも?
そうなる前に必要な行動をとって、睡眠も勉強もぜひ良いものにしてくださいね。